増補・話芸きまり文句辞典

落語・講談によく出ることば(改装中)

【よい跡は悪い】よいあとはわるい)「ヨイ後ハワルイ、ワルイ後ハヨイ」善事悪事交々相次ぐをいう。──【諺語大辞典】(講談・国定忠治「コー確りしねえよ、宜い跡は惡るいといふことがあらア」)講談:碓氷の紅葉

【酔い覚めの水千両】よいざめのみずせんりょう)「酔い覚めの水下戸知らず」酒に酔って眠り、のどが渇いて目覚めたときに飲む冷たい水のうまさは、酒を飲まない人にはわからない。──【故事俗信ことわざ大辞典】「~水千両と値が決まり」とも。(落語・うどん屋「“酔い醒めの水千両”なんてえけどもなア。うん……おい、この水、これいくらだ?」)落語:義眼 講談:大塩瓢箪屋裁き、二度目の清書、女天一坊爆裂お玉、応挙の幽霊画、出世の盃、無筆の出世

【宵は待ち夜中は恨み明け方は夢にぞ見んとしばしまどろむ】よいはまちよなかはうらみあけがたはゆめにぞみんとしばしまどろむ)(落語・西行「其の儘御帰りにならうといふ途端に反ね起きた憲清、御袴の裾を押さへて『宵は待ち夜中は恨み暁は夢にや見んとしばし眠ろむ』」)講談:岡野金右衛門

良い〜は持ちたいもの】(よい◯◯はもちたいもの) 講談でよく使われる言い回し。「よい主人」「よい家来」「よい女房」などなど。(赤穂義士本伝「しかし良い家来は持ちたいもの」)

【幼にして父母に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従う】ようにしてふぼにしたがい、かしてはおっとにしたがい、おいてはこにしたがう) 「三従」婦人が従うべき三つの道。すなわち家にあっては父に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従うこと。──【広辞苑四版】 「毛吹草」に「わかき時は親にしたがひ さかりにしてはおとこにしたがひ 老ては子にしたがふ」とある。(講談・原惣右衛門老いては子に従うとやら、けっして妾はかれこれ申しません」)落語:お文様→前半は権助魚 講談:一休禅師

【よく騎けるものは堕ち、よく泳ぐものは溺るる】よくかけるものはおち、よくおよぐものはおぼるる)「善く游ぐ者は溺れ、善く騎(の)る者は堕つ」 うまく泳ぐ者は油断をして溺れることがあり、乗馬の得意な者は油断して落馬することがある。人は得意とする面でかえって油断をして失敗することが多いとい うたとえ。河童の川流れ。──【故事俗信ことわざ大辞典】 「淮南子」にみられる言葉(俗諺)。(講談・加賀騒動「諺に申す能く乗る者は落ち、能く泳ぐ者は溺るとやら」)講談:寛永御前試合

【よくせき】(よくせき)(一説、除迫の義)よくよく。(講談・小金井小次郎「貴様がそれ程までに申出るのはよくせき事であらう」)落語:井戸の茶碗 講談:寺井玄渓

【欲どうしい】よくどうしい)「欲疾しい」(よくどしい)の長呼。欲に抜け目がない。欲ぶかい。──【江戸語の辞典】(講談・宮本武蔵「相棒もなしに二人の客人を乗せるなぞは余り欲どうしいぞ」)

【欲と二人連れ】よくとふたりづれ)欲心につられて行動すること。欲と道連れ。──【故事俗信ことわざ大辞典】(落語・雪とん「此まつという仲働きが却々悪い奴で、慾と二人連れで万事受合って帰りました」)落語:捻兵衛、碁どろ 講談:宮本武蔵

【欲の世の中】よくのよのなか)すべての人が欲得で動いている世の中。世の中はすべて利欲で動いているということ。──【故事俗信ことわざ大辞典】(講談・紀伊国屋文左衛門:「事に依つたら百疋位の茶代にはなると思ふから、慾の世の中とはよくいつたもので」)講談:赤穂義士本伝

【欲深き人の心と降る雪はつもるにつけて道を忘るる】よくふかきひとのこころとふるゆきはつもるにつけてみちをわするる)道歌。「~道を失う」とも。(落語・夢金「“欲深き人の心と降る雪はつもるにつけて道を忘るる”なんという道歌がありますが」)

【横外方】よこぞっぽう)「横外方」(よこそっぽう)「よこそとはう」の促訛。1.横の方。2.的を外れていること。見当はずれ、見当ちがい。3.こじつけ。屁理屈。横道。無理。4.横っ面。多くそこを打つにいう。──【江戸語の辞典】(講談・小金井小次郎「其の御田の彌五郎が眞實の話しをしないで横外方の話しをして」)落語:茶の湯

【横根を出す】よこねをだす) 「横根」黃痃・便毒の俗称。 性病によって股のつけねに発する腫物。──【江戸語の辞典】(講談・伊賀の水月「いま両横根ェ出して、唸って寝ておりやすだ」)

【横のものを縦にもしない】よこのものをたてにもしない)懶惰の形容。「横ノ棒ヲ竪ニモセヌ」ともいう。──【諺語大辞典】「縦のものを横にもしない」とも。(落語・藪入り「ふだん無精者で、横のものを縦にもしないのに珍しく路地(おもて)を掃くのかい」)落語:湯屋番、孝行娘 講談:寛永三馬術紀伊國屋文左衛門、夕立勘五郎、寛永御前試合

【夜さり夜中】よさりよなか) 「夜さり」(サリは「近づく」意のサルの連用形から)夜になるころ。よる。よ。ようさり。──【広辞苑四版】(落語・真景累ヶ淵夜さり夜中に窃と明けて汝(わぬし)と二人で物を分けるが宜(えゝ)ワ」)

吉田通れば二階から招く、しかも鹿の子の振袖で】よしだとおればにかいからまねく、しかもかのこのふりそでで)  東海道吉田宿が遊女の名所で旅人に知られ、栄えたことを意味する俗謡。(講談・大久保彦左衛門「處が此事が何時か人の知る所となりまして、 吉田通れば二階から招く しかも鹿の子の振袖で といふ歌を唄ふ者などが出て參りまして」)

【吉原が明るくなれば家は闇】よしわらがあかるくなればうちはやみ)吉原がにぎわえば、そこで遊ぶ人の家が暗くなる。吉原通いが頻繁になれば、自然に自分の家が衰微してくる。──【故事俗信ことわざ大辞典】「吉原が明るくなれる人ならば家をも暗に する筈はなし」(落語・全快=死神)などともいう。(講談・玉菊燈籠「川柳の穿ちに『吉原が明るくなれば家が闇』旨いことをいつたものですな」)

【吉原は江戸の隣の別世界、極めて降らす八朔の雪】よしわらはえどのとなりのべつせかい、きわめてふらすはっさくのゆき)  八朔(旧暦八月一日)には遊女がすべて白無垢を着るならわしがあり、これを真夏の雪に例えてこう言った。(講談・加賀騒動「吉原は江戸の隣りの別世界、極めて降らす八朔の雪と申して、晝間が夜で夜が晝間といふ變つた所」)

【依ってくだんの如し】よってくだんのごとし)そこで前記記載の通りである。書状、証文の最後に書き記す常套句。──【故事俗信ことわざ大辞典】(落語・たらちね「酒を飲むのはよってくだんの如しか」)

【四谷赤坂小石川、ダラダラ流れるお茶の水、すべって転ぶ谷中道】よつやあかさかこいしかわ、だらだらながれるこいしかわ、すべってころぶやなかみち)「四谷赤坂麹町本所深川たらたら落ちてお茶の水江戸城を中心として西から南東・北の順に町の名をもって方角を示したことば。──【故事俗信ことわざ大辞典】(講談・加賀騒動「又其の翌日は四谷赤坂小石川、ダラダラ流れるお茶の水、辷つて轉ぶ谷中道、暮方になつて歸つて參る」)

【四谷街道馬の糞】よつやかいどううまのくそ) (落語・文違い「『新宿におります』てえと『あァ、四谷街道、馬の糞だね』なんて言われて……」)

【淀の町にも過ぎたるものはお城櫓と水車】よどのまちにもすぎたるものはおしろやぐらとみずぐるま)(落語・三十石夢の通い路「いやれ淀の町にもナァすぎたるもォのはよォお城櫓とナァー水車よォヤレサよいよいよォ」)

【世に出ずばまたとは越さじ国の山】よにでずばまたとはこさじくにのやま)(講談・雲居禅師「筑波山に向かい、『世に出ずばまたとは越さじ国の山』と」)

【世の中に思いあれども子を恋うる思いに勝る思いなきかな】よのなかにおもいあれどもこをおもうおもいにまさるおもいなきかな) (講談・福沢諭吉「まことに母の子を思う心は純粋で尊いもので、世の中に思いあれども子を恋うる思いに勝る思いなきかな。という歌があるくらいだ」)

【世の中に金のないのは首のないのに劣る】よのなかにかねのないのはくびのないのにおとる)「銭(金)のないのは首のないのに劣る」参照のこと。(講談・小山田庄左衛門「世のなかに、金のないのは首のないのに劣るとはよく言ったもの」)

【世の中に酒と女は敵なり】よのなかにさけとおんなはかたきなり)「金ガ敵ノ世ノ中狂歌、世の中に金と女は敵なり、どうか敵にめぐりあひたい。──【諺語大辞典】、「世の中は酒と女が敵なり」酒と女に身を持ちくずして苦しむ者が多いことを茶化していう。「~どうぞ仇とめぐりあいたい」とも続く狂歌蜀山人の作という)。(落語・五人廻し「『世の中に金と女は仇敵なり』ッたら、『どうか仇敵に巡り逢いたい』ッて言った人が」)落語:芝浜、立波 講談:小山田庄左衛門

【世の中に無賃ほど安いものはない】よのなかにただほどやすいものはない)「只より安いものはない」参照のこと。(落語・刀屋「ふうん。世の中に無賃ほど安いものはないてえからね」)

【世の中に馬鹿ほど怖いものはない】よのなかにばかほどこわいものはない)「」馬鹿ほど怖いものはない」参照のこと。(落語・大工調べ「世の中に馬鹿ほど怖いものはない、呆れ返つて物が云われません」)講談:神崎与五郎、三家三勇士

【世の中に人の来るこそ五月蠅けれとは言ふもののお前では無い】よのなかにひとのくるこそうるさけれとはいうもののおまえではない)(落語・春の新築「世の中の人の来るこそ五月蠅けれ、とは云ふものゝお前では無い、で誠に宜ひ心持ちで有ります」=かつぎや)

【世の中に富貴なれども子のなきは一人旅する心地こそすれ】よのなかにふうきなれどもこのなきはひとりたびするここちこそすれ)道歌。(講談・田宮坊太郎「世の中に富貴なれども子の無きは一人旅する心地こそすれ、如何様御有福にても御愛子がなければ身貧である」)

【世の中の人と煙草のよしあしは煙となって後にこそ知れ】よのなかのひととたばこのよしあしはけむりとなってのちにこそしれ) (講談・祐天吉松「その煙の先から『世の中の人と煙草のよしあしは煙となつて後にこそ知れ』と歌が書いてある」)講談:小金井小次郎

【世の中は思うに別れ思わぬに逢う】よのなかはおもうにわかれおもわぬにあう)「思うに別れ思わぬに添う」思う人とは一緒になれないで、何とも思わない人と結ばれる。男女の縁のままならないことをいう。──【故事俗信ことわざ大辞典】(講談・大石東下り「公用繁多にして片時もなく、世の中は思うに別れ思わぬに逢うとはいえど、斯様な所で御目にかかるとは不思議な御縁でござった」)

【世の中は金】よのなかはかね)(講談・忠僕直助「扨世の中は金といふ事を申しますが全くでございます」)

【世の中はさようしからばごもっとも、そうでござるかしかと存ぜぬ】よのなかはさようしからばごもっとも、そうでござるかしかとぞんぜぬ) (講談・赤穂四十七士伝「イヤに左様然らばでズルズル仕た風姿(なり)ばかり仕て居やがつてお品向きに上等なことを並べたてやがるから全然氣象が合やアしねい」)。これさえ言っておけば侍は勤まる。講談:二度目の清書、安政三組盃、長短槍試合

【世の中は十年一昔】よのなかはじゅうねんひとむかし) 「十年一昔」十年もたてば、一応昔のこととなる。だいたい十年を一区切りとして、人事や社会に変遷を見ることができるのをいう。十年たてば一昔。──【故事俗信ことわざ大辞典】(落語・嫁取り「世の中というものは十年一昔と申しますけれども、きのうのことは今日ではもう古くなっております」)

【世の中は詩を作るより田を作れ、某(なにがし・それがし)よりも金貸しがよい】よのなかはしをつくるよりたをつくれ、なにがし・それがしよりもかねかしがよい) 「某より金貸し」「それがしは何々」と家柄を誇っているよりも、金貸しとさげすまれても富裕なほうがいい。──【故事俗信ことわざ大辞典】(落語・親子茶屋「わしゃ、そういうむつかしいことは、一切、知らん。……世の中は詩を作るより田を作れ、なにがしよりも金貸しがよい……というわ」)講談:猿飛佐助

【世の中は走馬灯、金は天下の回り持ち】よのなかはそうまとう、かねはてんかのまわりもち)「走馬灯」回灯籠に同 じ。──【広辞苑四版】「金は天下の回り持ち」金銭は一人の専有物ではない。人手から人手へ次々に回り持ちにする共有物である。今多くの金銭を所有する者 もいつかはそれを失い、今金銭のない者にもいつかはそれが回ってくる。金は天下の回り物。──【故事俗信ことわざ大辞典】(講談・鼠小僧次郎吉「お前さん のために大切な金を取られて難儀をなさる方もあろうが、世の中は走馬燈、金は天下の回り持ち、宿世定まる因縁事」)講談:安中草三郎

【世の中は回り持ち】よのなかはまわりもち)「浮世ハ廻リモチ」貴賤貧富の変動常なきをいう。──【諺語大辞典】(落語・時そば

【世の中は三日見ぬ間の桜かな】よのなかはみっかみぬまのさくらかな)桜の花が三日見ぬ間に散り過ぎているように、 世の中の移り変わりの激しいことをいう。──【故事俗信ことわざ大辞典】、三日ほど家にこもりきって、久方ぶりに外に出てみると、世の中はすっかり桜の花 盛りになっていたことよ。──【新編俳句の解釈と鑑賞事典】大島蓼太(一七一 八~一七八七)の句。正しくは「三日見ぬ間に」。(落語・あくび指南「時代が変りましてな、世の中は三日見ぬ間の桜かな、なんてえことがいってあります」)落語:網棚の荷物、長崎の赤飯、隅田の花見=長屋の花見、乳房榎 講談:太閤記、越後伝吉、天保六花撰、慶安太平記天明白浪〜八百蔵吉

【世の中は巡る小車の如し】よのなかはめぐるおぐるまのごとし)「因果は巡る車の輪、大海の潮も満干のある如し」を参照のこと。落語:正直清兵衛(講談・両越大評定「實に世の中は廻る小車の如しとはよくいつたものであります」)講談:安中草三郎

【世の中を渡り比べて今ぞ知る阿波の鳴門に波風もなし】よのなかをわたりくらべていまぞしるあわのなるとになみかぜもなし) 世の中の波瀾に満ちたありさまは、有名な鳴門のうず潮もその比ではないということ。──【故事俗信ことわざ大辞典】物部茂卿・あるいは吉田兼好による、という。(講談・矢頭右衛門七世の中を渡り比べて今ぞ知る阿波の鳴門に波風もなし、萬事野間屋久兵衛が心配をして呉れ」)講談:寛永三馬術、本所五人男、明智三羽烏

【夜の目も見ずに】よのめもみずに)「夜の目も寝ない」一晩中眠らない。夜も休息しない。──【故事俗信ことわざ大辞典】「~働く」などと続く。「寝る目も寝ずに」(講談・大岡政談お花友次郎「こりゃあ旦那のおつしやる通り、私が寝る目も寝ずに働いて、豊前小倉で少しばかりの金子を貯めちやあ来ましたが」)とも。(講談・越後伝吉「夜の眼も見ずに働いておりましたが、可弱き女手」)講談:岩見重太郎

【夜更け小更け】よふけさふけ)(類義・同脚韻の語を重ねた強調語)「夜ふけ」を強めていう。こんな夜ふけ。──【江戸語の辞典】「夜更深更」とも書く。(落語・宮戸川夜更けさふけに帰つて来て阿父さん開けて下さいとは何の譫言だ」)講談:祐天吉松

【読みと歌】よみとうた)(「読みガルタ」と「歌ガルタ」。和歌を読んで遊ぶ歌ガルタに対し、読みガルタはカルタを 用いた賭博の一種)1.似て非なるもののたとえ。2.相手の出方によって、こちらの態度も決まること。互いに了解し合っていること。魚心あれば水心。3. 物事にはすべて表裏があり、一面に利があれば、一面に害があること。一長一短。一得一失。4.勘定づくであること。欲得ずくであること。また、損得勘定で 得のあるほうにつくこと。──【故事俗信ことわざ大辞典】(落語・双蝶々〜中「しゃべるもんじゃねえッたって、そこは<読と歌>だ」)落語:夢金、りんきの独楽 講談:野狐三次

【寄らざるものは居酒屋と年】よらざるものはいざかやととし)(講談・安政三組盃「寄らざるものは居酒屋と年と申すが、年をとるとなあ、気に変りは少しもないが、暑さ寒さがひびいていかぬ」)「寄るまじきものは〜」(講談「笹川繁蔵」)

【夜爪をとると気違いになる】よるつめをとるときちがいになる) 俗信。「昼爪を切るとその日恥をかく」に続く文句。夜に爪を切る(爪を切ることを、東京方言で「取る」という)と、気がおかしくなる、という迷信。「親の死に目にあえない」とい う方がポピュラー。昔は暗かったので、夜鋏で爪を切るのは危ない、とたしなめるためにこういうことをいった。(落語・佃祭「夜爪をとると気違いになるッてえます。深爪とるといけないッてえより、気違になってちゃたいへんだと思いますからな……」)

【夜の豆は見のがすな】よるのまめはみのがすな)陸前にて、夜、豆を食うを吉とす。──【諺語大辞典】 豆は「女」の隠語であるともいう。(落語・厄払い「夜の豆は見のがすなッてことがあるから、まことにすみませんけども、あの、お茶とお菓子を……」)

【寄辺渚の捨小舟、取りつく島もなき身】よるべなぎさのすておぶね、とりつくしまもなきみ)(講談・寛永三馬術「指して行方は白雲の、山はた山を打ち越えて、寄る邊渚の捨小舟、取付く島もなき浪人ですかね」)講談:安政三組盃、安中草三郎、佐倉義民伝〜甚兵衛渡し、富蔵藤十郎、藪原検校、百猫伝、幡随院長兵衛

【弱きを助け強きを挫く】よわきをたすけつよきをくじく)弱い者を救い横暴な強い者をこらしめる。任侠の気風をいう。──【故事俗信ことわざ大辞典】前後句順逆の場合もある。(講談・新門辰五郎「それぢやア是れから弱きを助け強きを挫くと云ふやり方にしようぜ」)講談:堀部兵衛、紀伊国屋文左衛門、鼠小僧次郎吉、国定忠治、小金井小次郎、清水次郎長

【弱り目にたたり目】よわりめにたたりめ) 困った時に重ねて神仏の祟りを受けること。不運の上に不運が重なること。弱目の霊怪。泣き面に蜂。弱い所に風当たる。──【故事俗信ことわざ大辞典】(講談・妲妃のお百「落膽(がつかり)してゐる處へ弱り目に祟り目」)落語:竃幽霊、算段の平兵衛、帯久、怪談市川堤 講談:相馬大作、大岡政談お花友次郎

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